海外旅行のプランで悩ましいのは航空券の手配です。コストと移動時間の双方をにらみながら、妥協点を探っていくタフな作業となります。
東京近郊に住んでいれば直行便の選択肢はそこそこありますが、地方在住では直行便の選択肢が少なく、目的地の前にハブ空港でのトランジット(乗り継ぎ)が必要となることが多いです。
トランジットする場合、安心感があるのは次のような東京を経由するルートです。
地方空港 → 東京(羽田・成田) → 目的地
大都会東京とはいえ、日本国内ですので言葉も通じますし、もちろん円も使えます。
なので、安心感は抜群です。
しかし、東京だけがトランジットの選択肢というわけではありません。外国のハブ空港でトランジットすることで、時間に余裕があればハブ空港内でのショッピングやハブ空港周辺の市内観光を楽しむことができます。
さらに、場合によっては航空券代が安くなることもあります。
今回の記事では、そのトランジットにスポットを当ててみました。
そもそも ハブ空港 ってなに
ハブ空港とは、旅客機の乗り換えを行うための地域の拠点となる空港のことです。
空港から放射状に伸びる航空路線を自転車の車輪のスポーク(細い棒)に、空港がハブ(中心の太いところ)に見立てて、ハブ空港と呼ばれています。
利用者はハブ空港を経由することで、より多くの目的地へアクセスすることができますし、航空会社はハブ空港を拠点にすることで、より効率的に航空機を運用することができるというメリットがあります。
ハブ空港 はどこにある?
アジアには日本以外に、韓国、中国、タイ、マレーシア、シンガポールといった国に大きなハブ空港があります。
そのうち以下のいずれの空港にも、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、新千歳空港から直通便が飛んでいます。※2023年9月調べ
ハブ空港 を利用したフライトプラン
ハブ空港を利用することで目的地の選択肢が広がるだけでなく、直行便よりも旅費を抑えられることもあります。
例えば、関西国際空港からヘルシンキに向かう場合、
- 直行便:¥281,770〜(13時間5分)
- クアラルンプール、ドーハ経由:¥205,080〜(35時間25分)
※条件:2023/9/29時点での 2023/12/23発 2023/12/30着
と25%も安くなるようです。
ハブ空港まではLCCを利用することで、さらに旅費を抑えられる可能性もあります。
一方で、到着までの時間は長くかかります。
直行便よりも長くかかった時間の大部分は乗り継ぎの待ち時間です。
待ち時間なので自由行動ができます。時間次第では空港の外に出て市内観光が可能です。
そうすれば、旅費を抑えた上でおまけの旅行を楽しむことができます。
参考)航空券のシミュレーションは以下のサイトが便利です。
国内最大級の格安航空券予約サイト─skychicket─ skyticket.jpハブ空港 でのトランジットの過ごし方
主要なハブ空港での市内観光についてまとめてみました。なかには無料の市内観光ツアーも用意されていたりしますので、タイミングが合えば利用するのも良いでしょう。
韓国:仁川国際空港
仁川国際空港はソウルまで1時間程度の位置にあります。空港自体が大きくショッピングエリアは充実していますので、短時間の乗り継ぎであれば空港で過ごすのも良いと思います。
乗り継ぎ時間が長い場合、トランジット旅客向けの市内観光ツアーが用意されているので、それを利用するのが良いでしょう。
空港内で韓国文化を体験する30分のコースや、景福宮や仁寺洞を周れる5時間のコースなどいくつかのプランがあります。現地での当日申し込みも可能なようですが、下記サイトから事前予約すると安心です。

中国:香港国際空港
香港国際空港から中心地までは、エアポートエクスプレスを利用して約20分ほどでアクセスできます。
公式のトランジットツアーは用意されていないようですが、空港と中心地が近いため、3時間以上の待ち時間がある場合には市内観光を楽しむことができます。

タイ:スワンナプーム国際空港
スワンナプーム国際空港には公式のトランジットツアーが用意されていないようですが、空港と観光地の距離近いため、公共交通機関を利用したり、オプションツアーを事前予約して市内観光することができます。
公共交通機関ではエアポート・レール・リンク(ARL)という高速鉄道を利用できます。空港から5分でフアタケー・オールドマーケットに、30分でスアン・パッカード宮殿に行くことができます。
オプションツアーはいろいろありますが、私はタイのきらびやかな寺院が好きなので、空港発の寺院巡りのツアーを紹介します。
【空港発】午前バンコク市内観光ツアー by パンダバス(日本語ガイド・昼食付選択可)
マレーシア:クアラルンプール国際空港
クアラルンプール国際空港にも公式のトランジットツアーは用意されていないようですが、電車を利用して30分程度で市内に出ることができます。
自由行動に不安がある場合は、プライベートツアーを利用すると良いと思います。
半日バトゥ洞窟 & 文化プライベート ツアー |クアラルンプールシンガポール:チャンギ国際空港
チャンギ空港では公式の市内観光ツアーを利用することができます。
市内観光ツアーは無料でマーライオンやマリーナベイサンズを周ることができます。

また、市内観光ツアーに参加しなくても、一時入国した上で空港に併設されたアトラクションを楽しめる複合施設”ジュエル”でショッピングを楽しむことができます。

シンガポールに入国の際は電子入国カードの申請が必要です。
現地でも申請が可能ですが、こちらのサイトで事前申請しておくとスムーズです。
トランジットで市内観光する際の注意点
必要な入国申請を事前に確認する
トランジットで市内観光する際、入国審査が必要です。渡航先によってはビザが必要ですし、シンガポールのように入国カードが必要となる場所もあります。
時世によってコロコロ変わりますので、外務省の公式サイトでチェックしましょう。
余裕を持った計画を立てる
余裕を持った行動計画も重要です。
トランジットの待ち時間で羽を伸ばしすぎて、乗り継ぎに間に合わなければ目も当てられないことになります。
余裕を持った計画でトランジットの待ち時間を楽しみましょう。
まとめ
今回の記事ではトランジット空港での過ごし方として、トランジットツアーを紹介しました。
各国の空港は利用者を呼び込むため、空港と観光地へのアクセスをよくしたり、無料のトランジットツアーを用意したりしています。
利用する側としては、トランジットも含めて素敵な旅行をプランニングしたいものです。



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